vol.94 - インスリン分泌を促進するサプリメントとは?

要点のまとめ

  • インスリンが多く分泌されるとブドウ糖が多く燃焼する
  • ブドウ糖が燃焼して血糖値が安定すると脂肪の合成が抑えられる
  • 空腹を感じにくくなり、食べすぎが抑えられる

インスリン分泌を促進するサプリのバナジウム

膵臓から分泌されるインスリンには、肝臓での脂肪の合成を進め、脂肪を脂肪細胞に蓄える働きがあるため、多く分泌されると体脂肪が増えるという印象がある。確かに、夕方以降の体を動かさない時間帯にインスリンが多く分泌されると、体脂肪は増えやすくなっている。

しかし、インスリンには、ブドウ糖が筋肉細胞に取り込まれてエネルギーとして燃焼させる働きもあり、昼間の時間帯にはインスリンが多く分泌されることでエネルギー効率を高めていくことができる。また、インスリンが多く分泌されてブドウ糖が減少すると血糖値が下がっていくが、血糖値が安定するとインスリンが急に多く分泌されて、脂肪の合成が進みすぎるようなことがなくなる。

さらに、インスリンが適度に分泌されることで血糖値が安定すると空腹を感じにくくなり、食べすぎを抑えることもできるようになる。

膵臓を刺激してインスリンの分泌を促すことで血糖値の上昇を抑制する作用のあるサプリメントとしては、カイアポイモ、バナジウム、バナバ、クロムなどが知られている。クロムは筋肉細胞にブドウ糖を取り込むのを補助するミネラルでもあるので、二重の働きで血糖値を安定させる効果がある。

用語解説

バナジウム

ミネラルの一種で、必須ミネラルではないものの、酵素を構成している。インスリンと同様の血糖値を低下させる作用がある。富士山の伏流水にはバナジウムが豊富に含まれるとのことで人気になっているが、これは水の中で最も多いということで、魚介類、マッシュルーム、パセリ、黒胡椒などに比べるとミネラルウォーターの含有量は少量でしかない。

Q&Aコーナー

昼の時間帯にインスリンの分泌を増やすサプリメントを摂れば、運動をしなくてもやせることができますか?

昼間のインスリンは筋肉細胞に取り込まれるブドウ糖を増やすことはできますが、運動をしなければ余分なエネルギー源となってしまいます。余分なエネルギー源は脂肪に合成されて脂肪細胞に蓄積されるだけです。ダイエット効果を高めるためには、ブドウ糖を燃焼させる運動や、特にブドウ糖をエネルギーとして使うウォーキングは必要です。

インスリンの分泌を増やすサプリメントの中で特に効果が認められているのは何ですか?

クロムはブドウ糖を筋肉細胞に取り込むために必要なミネラルですが、膵臓に働きかけてインスリンの分泌量を増やす働きがあり、2つの作用で血糖値を安定させます。クロムを用いた試験ではインスリンを増やす効果が証明されているので、裏付けがあるクロムのサプリメントなら安心して使うことができます。

クロムのサプリメントを選ぶポイントはありますか?

クロムは、もともとは鉱物などに含まれている無機物ですが、植物や動物が取り込んで蓄積されると有機物になって、身体への悪影響はなくなります。クロムが含まれていることを記載してあるサプリメントの中には、使われている素材に含まれているだけというものもあります。有効性が認められているクロムは、溶液の中にクロムを加えて、酵母に吸収させて有機のクロムの量を増やしているので、効果的に摂ることができます。

クロムのサプリメントは、いつ摂るのが効果的ですか?

クロムはビタミンCによって排出される量が増えます。また、食物繊維によって吸収される量も減っていきます。そのため、食事とは離して摂ることがすすめられます。食後は2時間ほどは食物繊維は胃の中に残っているので、食後は2時間してから、食事の前なら1時間ほど前に摂るようにします。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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