vol.96 - 脂肪の合成を抑制するサプリメントとは?

要点のまとめ

  • 余った糖質、脂質、たんぱく質は蓄積される脂肪に変化する
  • 肝臓で中性脂肪に合成されるのを抑えるサプリメントがある
  • 脂肪酸と中性脂肪の合成を抑えて体脂肪を減らす

脂肪の合成を促進するサプリの紅麹

三大エネルギー源の糖質、脂質(脂肪)、たんぱく質はエネルギーとして使われなかったもの、身体の構成成分として使われなかったものは、肝臓の中で脂肪酸となり、さらに3つの脂肪酸が1つのグリセロールと結合することで中性脂肪になる。

中性脂肪は血液中を流れていくが、血液中に多くなりすぎると脂肪細胞の中に蓄積されていく。この蓄積された中性脂肪が体脂肪で、多く蓄積されすぎた状態が肥満。

同じだけの糖質、脂質、たんぱく質を摂っても、肝臓で脂肪酸が合成されにくい人と合成されやすい人がいる。これは遺伝子の違いによる体質の違いによるものだが、脂肪酸が合成されやすい人でも合成を抑えることができるサプリメントがある。その肝臓での中性脂肪の合成を抑制する作用が知られているのはガルシニア、紅麹、亜麻仁油など。

ガルシニアに含まれるヒドロキシクエン酸にはブドウ糖から中性脂肪を合成する酵素の働きを阻害して中性脂肪の蓄積を抑制する働きがある。紅麹は特有成分のモナコリンKが脂肪酸の合成を抑え、亜麻仁油は体内でのDHAとEPAの合成を進めて脂肪酸合成酵素の働きを阻害することで中性脂肪が増えるのを抑えている。

用語解説

モナコリンK

紅麹に含まれる成分で、東京農工大学の研究によって開発された。脂肪酸とともにLDLコレステロールの生成を抑え、動脈硬化を予防する作用がある。紅麹は紹興酒や沖縄の発酵食品「豆腐よう」に使われる。

Q&Aコーナー

脂肪の合成を抑えるサプリメントを摂れば、ご飯を多く食べても太りませんか?

エネルギーとして使われなかった糖質が脂肪に合成されるので、合成を抑えるサプリメントには糖質を多く摂る人でも太りにくくなることが期待されます。ただ、合成させないわけではなく、合成される量を減らす効果で、それも限界があるので、食べすぎても大丈夫というわけにはいきません。

脂肪の合成を抑えるサプリメントで効果が高いものは、どれですか?

直接的に脂肪の合成を抑えるものとして、ガルシニアが最も研究が進んでいます。肝臓では糖質のブドウ糖から中性脂肪が合成されていますが、そのときに働く脂肪酸合成酵素の働きをヒドロキシクエン酸が阻害します。ご飯を多く食べることによって太りやすい人には特に効果があるサプリメント素材とされています。

脂肪の合成を抑えるサプリメントは、いつ摂るのが効果的ですか?

肝臓での脂肪の合成は、食事を始めてから30分ほどから盛んになるので、そのときに働くようにするには食事と同時か、食事をする15~30分ほど前には摂っておくようにします。効果が現れにくい人は、食事によって吸収が阻害されないように、食事の30分ほど前に摂るようにします。

亜麻仁油は多く摂るほどダイエット効果が得られますか?

亜麻仁油を使ったサプリメントは油の摂取量が少ないので、あまりエネルギー量は気にしないで済みます。しかし、亜麻仁油そのものを他の油に代えて使った場合には、どうしても脂肪を多く摂ることになります。亜麻仁油に含まれるDHAとEPAの作用によって脂肪の合成が抑えられているので、多く使うと、その効果を超えてエネルギーの摂りすぎとなります。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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