vol.110 - アルコールの分解を進めるサプリメントとは?

要点のまとめ

  • 脂肪とアルコールが肝機能を低下させる
  • ウコンはアルコールを効果的に分解する
  • オルニチンがアンモニアを分解して肝機能を向上させる

ウコンがアルコールを分解

肝臓は栄養代謝、解毒、胆汁酸分泌など11種類もの重要な働きをしていて、肝機能が低下すると栄養の供給が低下して、老廃物の排泄が遅れるようになる。肝臓は“沈黙の臓器”と呼ばれていて、肝機能が低下しても、肝臓の状態が悪化しても自覚症状が現れにくい。

そのため、定期的な検査とともに、肝機能の低下を防ぐことが大切。肝臓は脂肪の摂りすぎや飲酒によって脂肪が蓄積されるが、脂肪が蓄積された部分は肝臓本来の働きをしなくなるため、肝機能が大きく低下する。

肝臓を守るためには、食事で摂る脂肪と肝機能を低下させるアルコールを減らすようにする。飲酒をすると、その分解が先に行われ、本来の機能が低下するようになる。そこでアルコールを分解するサプリメントを活用するが、このサプリメントには肝機能を高めて有害物質の分解を促進する働きもある。

ウコンは、肝機能を向上させるイメージがあるが、実際にはアルコールの分解を進めるのが主な働き。アルコールの分解と肝機能向上に優れているのはオルニチンで、アルコールを速やかに分解していくとともに有害物質のアンモニアを分解するオルニチン回路を有効に働かせることから、肝臓にかかる負担を減らすことができる。

用語解説

オルニチン回路

尿素回路とも呼ばれ、アンモニアから尿素を解毒によって生成する代謝回路。肝細胞のミトコンドリア内で行われている。アンモニアを減らすことによってエネルギー産生のTCA回路の代謝が盛んになるので、エネルギー産生を高める効果もある。オルニチンを多く摂ることによって、オルニチン回路の働きが高まり、アンモニアがオルニチンと反応して解毒が進むようになる。

Q&Aコーナー

アルコールの分解を促進するサプリメントを摂れば、肝臓の機能は高まりますか?

飲酒をするとアルコールの分解に肝臓の機能が取られるために肝機能は低下します。だからアルコールの分解を促進することで肝機能を高めるという考えをしがちですが、アルコールの分解が早まってもマイナスをゼロに戻す作用があるだけで、プラスの作用をしてくれるわけではないということを知っておいてください。

ウコンを多く飲めば悪酔いしなくなりますか?

ウコンには肝機能を高める効果は認められていないものの、アルコールの分解を進めることは認められているので、それなりの効果はあります。お酒を飲んで、どれくらいの酔い方をするかは、それぞれの人のアルコールを分解する機能と、アルコールから変化したアセトアルデヒドを分解する機能によるので、悪酔いしやすい人はウコンで多く飲んでも効果は得にくくなっています。

シジミの味噌汁を飲んでいればオルニチンのサプリメントは必要ありませんか?

オルニチンはシジミの有効成分ですが、シジミだけだと肝機能を高めるためには相当の量を毎日、摂らなければなりません。1粒にシジミ300個分のオルニチンが含まれているサプリメントもあるので、アルコール分解と肝機能の向上のためにはサプリメントを活用したほうがよいといえます。

アルコールの分解によいサプリメントにはマイナスの作用はありませんか?

オルニチンは、もともと身体の中にある成分で、アンモニアを分解しています。多く摂ったからといって身体に害を与えるようなことはありません。ウコンは漢方の生薬の一種で、医薬品なので多く摂ると肝臓に負担をかけることがあります。飲酒をする人が摂ったときにはアルコールの分解のために使われるものの、飲酒しない人が摂ると肝臓の負担が高まることもあります。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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