vol.113 - 吸収を阻害するための摂取タイミングとは?

要点のまとめ

  • ブドウ糖の分解と吸収を抑えるものは食後に摂る
  • 脂肪を吸着するサプリメントは他のものと一緒に摂らない
  • 同じ食事で摂りたいときには時間をズラす

時間をずらして吸収を阻害

血糖値の上昇を抑えるグァバは食品に含まれる糖質が胃の中でブドウ糖に分解されるのを抑え、ギムネマはブドウ糖が小腸から吸収されるのを抑えるので、空腹時に摂ったのでは意味がない。食事の後など食べ物を摂ったときでなければ効果は期待できない。

脂肪を吸着して吸収を抑制するキチン・キトサンやキノコキトサンなどは、脂肪が含まれたものを食べる前に摂るのが効果的な方法。サプリメントは目的に合わせて複数の素材を組み合わせているのが一般的。

血糖値の上昇を抑える素材と脂肪の吸収を抑える成分が組み合わされているものは、摂取のタイミングも、ともに食後で、このほうが効果が高いように思われがち。しかし、キチン・キトサンは脂肪を吸着するだけでなく、他の成分も吸着して吸収されないようにするので、血糖値の上昇を抑える働きが得られなくなる。

これを防ぐためには、キチン・キトサンは脂肪が多いときだけにして、血糖値の上昇を抑えるものは糖質が多いとき摂るのが基本的な方法。糖質も脂肪も多いタイミングのときには、ブドウ糖は分解も吸収も早いので食後すぐに摂り、脂肪は分解まで時間がかかるので、食後30分ほどしてから摂る方法がすすめられる。

用語解説

空腹時

食事で摂ったものが胃の中にない状態。医薬品の服用時間では食事と食事の間の時間帯を指す。最も空腹なのは食事の寸前だが、医薬品の服用では食前とされる。血液検査の場合の空腹時は、前日から実施までの10時間以上経過した早朝空腹時を指す。

Q&Aコーナー

キチン・キトサンと一緒に摂ってはいけないサプリメント成分は何ですか?

キチン・キトサンと一緒に摂ると効果が得られなくなるのは脂肪の分解、ブドウ糖の分解や吸収を抑えるサプリメント成分だけでなく、ビタミンやミネラルも吸収量が減ってしまいます。また、医薬品の成分も吸着して吸収されにくくするので、食後に医薬品を飲んでいる場合には、キチン・キトサンを避けて、脂肪の分解を抑えるサプリメントや脂肪の燃焼を進めるサプリメントに切り換えるようにすべきです。

ギムネマを効果的に使う方法はありますか?

ギムネマは食事に含まれたブドウ糖の吸収を阻害するものですが、食事の前に摂ると甘みを感じにくくなって、おいしく食べられなくなります。ギムネマのサプリメントを舌の上で溶かすと、甘味を感じる舌の働きが低下するので、ますます甘味を感じなくなります。これを利用して、食べたい気持ちを抑えることができます。

吸収が阻害される分だけ、たくさん食べても大丈夫ですか?

多く食べても、その分が帳消しになるなら、こんなに楽なことはありません。しかし、吸収されにくくなることに安心して食べすぎたら、サプリメントの効果がなくなるどころか、一気に血糖値が上昇することで脂肪の合成が進み、かえって太ってしまうこともあります。同じだけ食べて、サプリメントの効果で吸収を抑えるというのが正しい使い方です。

食事ができなかったときに摂っても意味はありませんか?

薬だと食事ができないときに血糖値を下げるものを飲んだら、血糖値が下がりすぎて低血糖で倒れるといった危険なことも起こりかねません。しかし、サプリメントは食事で血糖値が上昇するのを抑えるといった働きで、食事をしないときに摂っても効果がないだけで、特に身体に悪いことが起こるわけではありません。他の食事と合わせて摂るサプリメントについても同じことがいえます。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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