vol.116 - 抗酸化成分の摂取タイミングとは?

要点のまとめ

  • 活性酸素を消去する成分は空腹時に摂るのが原則
  • 抗酸化力が強い成分は早く失われる
  • 抗酸化力の違う成分を組みわせて使うのが効果的

空腹時に抗酸化成分を

活性酸素を消去する作用のある抗酸化成分のアントシアニン、リコピン、カテキン、コエンザイムQ10、ルテインなどは、食べたものが胃の中にあると吸収率が下がるので、空腹時に摂るべき。抗酸化成分には胃を荒らす成分が含まれているとの理由で食後に摂ることをすすめている医師などもいるが、抗酸化成分の効果が得られないのでは意味がない。

その一方で、活性酸素は運動をしたときや紫外線を浴びたとき、食事をして代謝が高まったときなどに発生しやすいため、その前後に摂るのが効果的といえる。抗酸化成分は、体内で活性酸素が多く発生しているときには、体内に入って、すぐに使われるので、そのあとには抗酸化作用が期待できなくなる。

特に抗酸化力が強いものは、酸化されやすい性質がある。抗酸化力が強いものを選びがちだが、強いものほど早く抗酸化力が失われるので、活性酸素を多く発生しやすい環境にある人は、空腹時にも摂ったほうがよい。

また、早く使われるタイプのものを摂る場合には抗酸化力が弱めでも長く効果があるものと一緒に摂るとよい。眼に有効とされるルテインは酸化されやすいが、カシスと一緒に摂るとルテインが酸化して失われるまでの時間が長くなり、効果も高まることが知られている。

用語解説

抗酸化成分

活性酸素を消去する成分のこと。活性酸素は電子のバランスが崩れた酸素で、マイナス電子が一つ欠けている。活性酸素は、身体の細胞から電子を奪って通常の酸素になるが、電子が奪われた酸素は細胞が破壊される。活性酸素に欠けた電子を与える働きがあるのが抗酸化成分で、植物などの色素に多く含まれている。水溶性成分と脂溶性成分では体内で働く部位が異なる。また、抗酸化成分によって効果を発揮しやすい部位があるので、複数の成分を摂ることがすすめられる。

Q&Aコーナー

抗酸化成分で胃を荒らすとされるのは、どんな成分ですか?

胃を荒らすものとして専門家が指摘しているのは緑茶などに含まれているタンニンです。緑茶の抗酸化成分のカテキンはタンニンの一部のポリフェノールです。通常の量のカテキンの摂取では胃への影響や他の健康被害も認められていないので、空腹時に摂っても問題はありません。

抗酸化成分を摂っていれば肌荒れを防ぐことはできますか?

紫外線を浴びることで活性酸素が多く発生しますが、抗酸化成分には活性酸素を消去する働きがあるので紫外線によるシミの防止や皮膚の老化の予防に効果があるとされています。抗酸化成分の中でも、化粧品にも使われるアスタキサンチンには皮膚を守る働きが強くなっています。

アスタキサンチンには、どんな特徴がありますか?

アスタキサンチンは、エビやカニなどの甲殻類や鮭、イクラ、鯛などの魚介類や藻の赤色の素となる色素物質です。その抗酸化力はビタミンEの約550倍、β-カロテンの約40倍とされ、人気のコエンザイムQ10の約1000倍にも及んでいます。活性酸素の中で最も毒性が強くて、紫外線を浴びると皮膚の細胞で発生する一重項酸素に対して消去効果があることから、シワやシミの予防、肌荒れの抑制に作用する成分として使われています。

空腹時に摂ったほうがよいサプリメントを食後に摂ったら効果はありませんか?

空腹時に摂るとよいサプリメントは小腸から吸収されるときに、食事で食べたものが小腸の中にあると吸収されにくくなるからで、吸収をよくして、より高い効果を求めるために空腹時の摂取がすすめられています。食事のあとに摂ったら効果がなくなるということではなく、吸収されにくくなるので、空腹時に摂ることができない人は食後に摂ってもよいということです。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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