vol.150 - アルコールは“食べすぎて太る”原因に!?

要点のまとめ

  • アルコールはエネルギー量が高く太りやすい
  • 飲酒をすると食欲が増して食べすぎてしまう
  • 血糖値が高い人は飲酒を控えることが求められる

お酒を飲むと食べすぎる

アルコールは1g当たり約7kcalのエネルギー量がある。これは100%アルコールの場合で、アルコール度数が25度(25%アルコール)の場合には、4分の1のエネルギー量になる。日本酒1合(アルコール度数13度)では約140kcalとなる。

飲酒量が多くなると、それだけエネルギー摂取量が多くなり、さらに食欲が増して食べすぎることになる。アルコールは肝臓からブドウ糖が放出されるのを抑制することから、飲酒後には血糖値が低下して、お腹がすくようになる。

そのために飲酒後にラーメンや甘いものを食べてしまい、かえって血糖値が上昇することになる。飲酒と糖尿病の関係について調べた大規模コホート研究によると、男性は飲酒量が多くなるほど血糖値が上昇して糖尿病のリスクが固まることが確認されている。

血糖値が上昇すると、脂肪の合成が高まるので、どうしても太りやすくなる。飲酒をすると食欲が高まりやすく、それも太る原因となっている。

血糖値が高くなると原則として飲酒は禁止される。糖尿病になっても飲酒が許可される場合もあるが、それは週に1~2回、1回につき1合までに抑えることができて、飲酒しても食べすぎない人に限られている。

用語解説

大規模コホート調査

特定の要因があるグループとないグループを長期間に渡って追跡調査すること。通常は1万人以上を対象とする。飲酒と糖尿病の研究では、4地域の40~59歳の各約2万人の男女を対象として10年間の追跡調査の結果から飲酒と2型糖尿病の関連が調べられた。それによると、1日に日本酒換算で1合以上の飲酒をしていた男性は発症リスクが1.3倍高くなっていた。女性では、関係性がわかるほどの変化はなかった。この調査では男性の場合のBMIとの関係についても調べているが、BMI22以下の男性では非飲酒者に比べて1合までの飲酒者は変化がなかったのに対して、2合まででは1.9倍、2合以上では2.9倍も発症リスクが高まっていた。

Q&Aコーナー

お酒を飲んだ後のシメの食事は、どれくらいが適量ですか?

飲酒をして血糖値が下がったときには、なかなか満腹感が得られないので、お腹一杯に食べてしまいがちです。飲酒後の空腹感はブドウ糖が一時的に不足しているだけなので、ほんの少しだけ糖質や砂糖を摂るだけで余分な食欲を抑えることができます。ご飯なら小さなおにぎり1個、チョコレートなら1個ほどで充分です。

アルコール度数が低いお酒なら太りにくいですか?

アルコール度数が低ければ、それだけエネルギー量も低くなります。しかし、度数が低いお酒は飲みやすく、それだけ多くの量を飲んでしまいがちです。同じだけのお酒を飲んだとしても、度数が低くて飲む時間が長くなると、それだけ食べる量が多くなって、そのために太ることにもなるので、食べる量には注意しなければなりません。

お酒を飲んで身体が温まるとエネルギーが多く使われて、太りにくくなりますか?

アルコールはエネルギーになりやすく、お酒を飲むと身体が温まります。アルコール度数が高いお酒ほど体温が上がるので、その分だけエネルギー消費が多くなって脂肪の量が少なくなります。醸造酒の日本酒よりも蒸留酒の焼酎、醸造酒のビールよりも蒸留酒のウイスキーのほうが、同じアルコール度数なら体温が上がりやすいので、太りにくいといえます。

蒸留酒なら太りにくいですか?

蒸留酒は発熱量が多いので、太りにくいお酒です。ただ、焼酎をベースにしたサワーなどは炭酸の他に甘味や果物が使われているものがあります。焼酎のエネルギー量よりもプラスされたもののエネルギー量のほうが高いものもあります。果汁は生のフルーツのほうがアルコール用の甘味ジュースのほうがエネルギー量が高くなっているので、どんな材料が使われているのかは知っておきたいものです。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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