vol.160 - 根菜で体を温めよう

要点のまとめ

  • 根菜に多い不溶性食物繊維は便通を特に促進する
  • 秋から冬に育った根菜は身体を温める
  • 切干大根は保温野菜の代表選手

根菜で体を温めよう

食物繊維は、胃では消化にかかる時間を長くして、糖質が分解されて血糖値が上昇されるのを抑えるとともに、腸壁を刺激して便通をよくして、体内の有害物質の排出を促進する働きもある。

食物繊維は水には溶けない不溶性食物繊維と、水を吸って膨らむ水溶性食物繊維とに大きく分けられるが、不溶性食物繊維が特に多く含まれる根菜類は、身体を温めて代謝を高める作用もある。

身体を温める食品は土の中で育ったものが多く、季節では夏に育ったものは身体を冷やし、秋から冬に育ったものは身体を温める働きがある。

根菜類のゴボウは100g当たり5.7g、ニンジンは2.7g、れんこんは2.3g、大根は1.3gの食物繊維が含まれていて、どれも本来のは秋から冬となっている。

つまり、これらの根菜は身体を温める働きが強いということ。

水分が多い食品は身体を冷やしやすい傾向があるものの、大根には辛み成分が含まれ、糖質の消化を進める消化酵素が多く含まれているのでエネルギーを多く発生させて身体を温めることができる。

乾燥させて水分を抜いた切干大根は100g当たり20g以上も食物繊維が含まれていて、身体を温める作用が強く、1日の食物繊維の必要量の20~25gを、これだけで摂ることができる。

用語解説

他の季節よりも新鮮で、おいしく食べられる時期で、多く出回ることから出盛り期とも呼ばれる。露地栽培のものを基本としている。野菜はハウス栽培などによって1年中栽培されているものもあるが、もともとの旬に栄養価が高くなっている。

Q&Aコーナー

ショウガを食べても身体が温まりにくい人がいるのは、どうしてですか?

ショウガの成分に身体を温める働きがあっても、肝心の温まった血液が早く全身を巡ってくれないと温まりにくくなり、冷え性の人は、なかなか改善されないことになります。ショウガを食べたからと安心するのではなく、血流をよくするように身体を動かすことも大切です。

水分を多くとると身体が冷えてしまいますか?

身体を冷やす大きな原因の一つが体内の水分です。体内の60~70%は水分となっていますが、その多くは細胞の中にあります。水を多く飲んでも必要以上の水分は排泄されますが、塩分(ナトリウム)を摂りすぎると水分が多くたまるようになって、冷えるようになるので、冷えるときには塩分にも注意が必要です。

採れた地域によって身体を温める効果は違いますか?

寒い地域の植物ほど土の中で“陽の気”(エネルギー)を多く溜め込むので、身体を温める効果が高くなっています。逆に暑い地域の植物ほど地上に出ている果実などに“陰の気”が多く溜め込まれています。地域の温度と逆の状態になるということで、冷える人は寒い地域の根を、火照る人は暑い地域の果実などを食べるようにします。

旬でない季節の野菜は栄養価が低いのですか?

野菜などは1年中、市場に出回っているので、出盛りの季節の旬がわかりにくくなっています。野菜は旬の時期が最も成長がよくて、土からの栄養の吸収もよく、栄養成分も一番豊富になっています。旬以外の時期は栄養量が少なく、ほうれん草のビタミンCの場合には旬と旬以外では2倍ほどの差があります。

お酒にも身体を温めるものと冷やすものがありますか?

アルコールには身体を温める働きがありますが、温めた状態で飲むと身体を温める働きが強まり、冷えた状態で飲むと身体を冷やす作用が強まります。より温めたいときにはお燗にして飲み、冷やしたいときには冷蔵庫で冷やすか氷を入れて飲むというようにします。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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