vol.168 - トクホ油の活用法

要点のまとめ

  • トクホの油は分解が早くエネルギーになりやすい
  • 内臓脂肪が減ってウエストサイズもダウン
  • これまでの脂肪と換えるだけでやせられる

トクホ油の活用法

同じだけの量の油を摂ってもエネルギー量が少なければ太りにくくなり、食事の内容を変えずにダイエットできることになる。そういった目標を持って開発されたのが特定保健用食品(トクホ)の植物油。

その成分である中鎖脂肪酸は消化吸収がよく、エネルギーになりやすいため、脂肪として蓄積されにくい特徴がある。

中鎖脂肪酸はココナッツやフルーツに含まれている脂肪酸で、血液中の中性脂肪が高めの人に向く商品として許可されている。

一般の植物油の脂肪酸は長鎖脂肪酸といい、吸収されたのちに筋肉に運ばれてから分解されてエネルギーとなるが、中鎖脂肪酸は吸収されたら肝臓に運ばれて、すぐに分解される。

分解されて燃焼にかかる時間は、中鎖脂肪酸の場合は長鎖脂肪酸の4倍ほども早くなっている。そのため体脂肪に蓄積される量が減り、筋肉に運ばれる量が多くなってエネルギーになりやすい。

長鎖脂肪酸は酸素と水素が1つずつで炭素が16個結びついているが、中鎖脂肪酸は8個結びついている。そのため脂肪酸の長さは半分で、分解されるのも早くなっている。

中鎖脂肪酸を摂り続けたところ、体脂肪、内臓脂肪ともに減少して、体重も減り、ウエストサイズも減少していることが確認されている。

用語解説

長鎖脂肪酸

酸素と水素に結びついている脂肪酸が12個以上のもので、大豆油やコーン油のリノール酸、オリーブ油のオレイン酸、魚油のDHA、牛脂やラードのパルミチン酸などの種類がある。

Q&Aコーナー

トクホの油は普通の油より、どれくらい脂肪がつきにくいですか?

トクホの油には中鎖脂肪酸とジアシルグリセロールがあります。中鎖脂肪酸はエネルギー量が一般の脂肪と大きく変わりませんが、ジアシルグリセロールは脂肪酸が2個で、一般の脂肪の3個よりも1個少なく、その分だけエネルギー量が少なくなっています。この分だけ脂肪がつきにくいといえます。

トクホの油を多く摂るほどダイエットできますか?

血液中の中性脂肪が減る効果が確認されているトクホの油は、これまでと同じ量の油をトクホの油に代えた場合に、その効果が得られるというものです。トクホの油を多く摂るほど中性脂肪が減って、ダイエットができるということではありません。勘違いしてトクホの油を多く摂りすぎてはいけません。

トクホの油は酸化しやすいですか?

植物油は酸化しやすいタイプの不飽和脂肪酸です。食物油の中には酸化しにくいものもありますが、しにくいということで酸化しないわけではありません。トクホの油も植物油なので、酸化しやすいことに変わりはありません。酸化が進まないように、しっかりとフタをする、早く使い切るということが大切です。

トクホの油の分解を、もっと早くする方法はありますか?

中鎖脂肪酸は分解されるのが早く、エネルギーとなりやすいものですが、中鎖脂肪酸をエネルギーにしているのは肝臓なので、肝臓の働きをよくすることです。肝臓は、お酒だけでなく薬や化学物質、農薬や食品添加物などが多くなるほど負担がかかって、脂肪の分解も遅くなります。脂肪が含まれた食品を多く食べている人は、肝臓に脂肪がたまって肝臓の働きが悪くなりやすいので、全体的に脂肪の摂取量を抑えることも大切です。

トクホの油を多く使っても、トクホのコーヒーを飲めば大丈夫ですか?

トクホのコーヒーは脂肪を分解して吸収される形にする胆汁酸の働きを抑えることで脂肪の吸収を減らしています。その働きをするのは難消化性デキストリンです。この働きには限度があるので、トクホの油だけでなく、一般の植物油も多く摂りすぎてもよいということではありません。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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