vol.203 - 脂肪を減らすためにも3食とろう

要点のまとめ

  • 食事を抜くと脂肪の合成が進みやすくなる
  • 体脂肪が減ると脂肪酸合成ホルモンが多く作られる
  • 肝臓での脂肪合成を減らすには食事抜きは禁止

脂肪を減らすためにも3食とろう

食事を抜くとエネルギー源が不足するので、この不足分を補うために脂肪細胞の中に蓄えられた脂肪が使われていく。

脂肪細胞の中の脂肪は重要な生命維持のエネルギー源なので、これが減ってエネルギー不足にならないために食事を抜く機会が増えるほど、脂肪細胞の中の脂肪が減りにくいようにする。これが代謝を低下させる一つの原因になっている。

蓄えられた脂肪が減りにくくなるだけでなく、逆に脂肪の合成が進むこともある。体内で脂肪を合成しているのは肝臓で、食事で摂った糖質、脂質、たんぱく質のうちエネルギーとして使われなかった余分なものは肝臓の中で蓄積タイプの脂肪に合成される。

朝食や昼食など1日に1食を習慣的に抜いていると、蓄積される脂肪が減ることになるので、その分を補うために、脂肪細胞から脂肪酸合成ホルモンが多く作り出されるようになる。

肝臓で合成された脂肪酸は、肝臓の中で脂肪の一種のグリセロールと結びついて中性脂肪になり、血液中に放出される。この中性脂肪が脂肪細胞に蓄えられる脂肪となる。

だから、食事を抜いて脂肪の合成を進めるようなことは避けるようにしたい。脂肪の合成は糖質に反応するため、少なくてもよいので毎食、ご飯やパン、麺類などを食べるようにしたい。

用語解説

脂肪酸合成ホルモン

肝臓の中で脂肪酸を合成する働きがあるホルモンのことで、インスリンによって合成が促進される。脂肪酸合成ホルモンが活性化していると、同じだけ食品を食べても肝臓で合成される脂肪酸が多くなり、肝臓の中で作り出される中性脂肪も、血液中に放出される中性脂肪も増えていく。

Q&Aコーナー

食事を抜いても太らないようにする方法はありますか?

食事を抜いた分だけ他で食べなければ、1日の食事摂取量は減るので、それだけ太らないようになります。1食を抜いたあとには、どうしても吸収がよくなっていて、脂肪が合成されやすくなっているので、多くの量を食べると太ってしまいます。だから、1食を抜くのではなく、少しの量でもよいので食べるようにすることです。

ご飯を食べなければ太らないようにできますか?

夕食に糖質を摂ると、ブドウ糖によって血糖値が上昇して、脂肪を合成・蓄積するホルモンが多く分泌されるようになります。夕食で糖質を摂らなければ、太りにくくなるということですが、それに安心してエネルギー量が高い脂肪が多く含まれた肉などを食べてしまうと、ご飯を食べなかったのに太った、という結果になりかねません。

ご飯を食べれば、たんぱく質を食べなくても平気ですか?

たんぱく質は、身体を作るための材料なので、毎食摂らなくても身体に支障が出ることはないとしても、ずっと摂らないでいると身体に影響が出てきます。少なくとも1日に1食は、たんぱく質が含まれる肉類、魚類、乳製品、大豆・大豆製品(納豆、豆腐など)を食べるようにします。

脂肪酸合成ホルモンが多くならないようにする方法はありますか?

脂肪酸合成ホルモンは血液中のカルシウム濃度が低下したときに、それを補うために骨の中に蓄えられているカルシウムが血液中に大量に放出されたときに分泌が高まっていきます。カルシウムが不足しないようにすること、できればカルシウムが豊富な乳製品、小魚などを多く食べることが大切です。

脂肪を摂らなくても平気ですか?

脂肪の中には身体の中では合成できないので、食事として絶対に摂らなければならない必須脂肪酸があります。必須脂肪酸は肉類、魚介類、植物油などにも含まれているので、太るのがイヤだからといって、脂肪を摂らないことが続くと健康を害することにもなります。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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