vol.89 - 昼食で脂肪を摂るときに気をつけること

目次

足りないビタミンBはサプリも活用

朝食で摂ったエネルギーも、昼食で摂ったエネルギーも、1日の活動の中で多くが使われるので、脂肪に合成されて蓄積される量を低く抑えることができる。しかし、実際には同じ量の脂肪を摂ったとしても、体脂肪が多く蓄積される人がいれば、体脂肪の蓄積が少ない人もいる。

これは一つには代謝の違いで、筋肉の量が多い人、食事をしたあとに体熱が多く発生しやすい人は燃焼に回る脂肪の量が多いので、それだけ蓄積に回る脂肪の量は少なくなっていく。

もう一つの理由は、昼食で摂った脂肪を活動エネルギーとして消費するために欠かすことができないビタミンB群の量が足りていないこと。筋肉細胞でエネルギーを燃焼する働きがあるミトコンドリアの中にあるTCA回路を正常に働かせるためには、ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂がセットで揃っている必要がある。

一つでも欠けると糖質と脂肪の燃焼が低下するので、これらの栄養素が豊富に含まれた食品を摂るようにすること。種、豆、卵、動物の内臓など、あまり食べないようなものに多く含まれているので、不足を感じている人は、サプリメントも活用して、TCA回路での脂肪燃焼を盛んにすることが大切になる。

用語解説

体熱

身体の中で発生して、体熱を維持している熱のこと。日本人の平熱は36~37℃だが、欧米人は1℃ほど高く、38℃でも平熱となっている。これは脂肪をエネルギー化する能力が高いからとされている。

Q&Aコーナー

食事をしたあとに体が温まる人は脂肪の燃焼が盛んな証拠ですか?

食事をして初めに身体を温めるエネルギー源となるのは糖質(ご飯、パン、麺類など)です。脂肪が燃焼してエネルギーになるまでには15分ほどかかるので、食事をした直後ではなく15~30分ほどしてから身体が温まり、発熱する量が多い人は脂肪がよく燃焼している人といえます。

脂肪の燃焼がよい人と、よくない人を見抜く方法はありますか?

食事をした後に体温が高まると皮膚からの放熱が始まります。背中からの放熱が多くなっていますが、中でも左右の肩甲骨の間からの放熱量が多くなっています。ここには脂肪を燃焼させる働きがある褐色脂肪細胞が多く、食後には特に温まるようになっています。肩甲骨の間に手を当てて、放熱量を違いから脂肪の燃焼の違いを知ることができます。

ビタミンB群が不足すると脂肪が燃えにくくなるだけですか?

ビタミンB₁は糖質のブドウ糖をエネルギー化させるのに必要で、ビタミンB₂は脂質の脂肪酸をエネルギー化させるのに必要です。そして、蓄積された脂肪を燃焼させるには、さらにビタミンB₆とビタミンB₁₂が必要になるわけですが、これらが不足して燃焼が低下すると、いわゆる不完全燃焼となって乳酸が作られるようになります。これは疲労物質とされ、筋肉の動きを低下させる働きもあるので、ますます燃焼しにくい身体になってしまいます。

4種類のビタミンB群が入っているサプリメントを摂れば脂肪が燃焼しますか?

ビタミンB₁とビタミンB₂は食事をしてから1日は体内に保持されるので、不足しにくくなっています。ビタミンB₆とビタミンB₁₂は半日ほどしか保持されないので、こちらの量に注目すべきです。ビタミンB₆の1日の必要量は成人男性の場合は1.4g、女性は1.1g、ビタミンB₁₂は男女ともに2.4gとなっています。

《監修:内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構
《イラスト:日暮ろこ子》

要点のまとめ

  • 筋肉が多くて体熱が発生しやすい人は脂肪が燃焼しやすい
  • ビタミンB群がセットで揃っていると脂肪燃焼が進む
  • 種、豆、卵、動物の内臓を食べないとビタミンB群が不足しやすい

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