vol.136 - “ストレス太り” は本当だった!?

要点のまとめ

  • コルチゾールが分泌すると食欲を抑えるセロトニンが減少
  • コルチゾールには脂肪を合成する作用がある
  • 成長ホルモンの分泌をコルチゾールが抑える

ストレス太りは本当だった

ストレスを感じるほど太りやすくなる、いわゆる“ストレス太り”について複数の理由があげられているが、ストレスホルモンのコルチゾールがダイエットに悪影響を与えることが明らかにされている。コルチゾールは、ストレスが高まるにつれて分泌が高まる、ストレスに対抗するためのホルモンとなっている。

コルチゾールが分泌されると、セロトニンの分泌が減少することが知られている。セロトニンは食欲を抑える働きがある脳内ホルモンであるため、分泌が低下すると食欲が増進する。

また、コルチゾールには脂肪の合成を促進する働きがあるが、さらにコルチゾールにはインスリン分泌の調整を乱し、血糖値の上昇以上にインスリンを過剰に分泌させる働きもある。インスリンは、肝臓での脂肪合成を促進し、血液中の中性脂肪を脂肪細胞に取り込む働きがあるため、分泌が高まることによって体脂肪が多く蓄積されるようになる。

コルチゾールには、成長ホルモンの分泌を抑制する作用があるため、筋肉の増強を妨げ、代謝が低下して脂肪が燃焼しにくくなることもあげられる。

用語解説

ストレスホルモン

ストレスに敏感に反応するホルモンで、コルチゾール、アドレナリンが代表的。身体の興奮や睡眠異常、不安、うつ、肥満などを引き起こす。抗ストレスビタミンのビタミンCの摂取や、副腎の働きを高めることでストレス耐性を高めて対応することができる。

Q&Aコーナー

就寝中に脂肪を分解するコルチゾールは、起きているときには身体によくない働きしかしませんか?

ストレスホルモンと呼ばれているだけに、コルチゾールは身体には悪い働きしかしません。ただ一つのよい働きが睡眠中の脂肪の分解です。もう一つあげるなら、やせすぎている人の体脂肪を増やすことくらいで、コルチゾールを多く分泌させるストレスは減らすしかないのです。

インスリンの分泌を減らして脂肪合成が進まないようにする方法はありますか?

コルチゾールの分泌が増えるとインスリンの分泌が過剰になるといっても、主にインスリンを分泌させるのは血液中のブドウ糖です。ブドウ糖が増えて血糖値が高くなると、それを筋肉に取り込んでエネルギーとするために分泌されます。血糖値を上げすぎないように、主食のご飯や麺類などを減らし、砂糖が含まれた甘いものも少しの量だけにすることです。

ストレスがあっても食欲が高まらない方法はありますか?

ストレスがかかっていると胃液の分泌量が減って食べたものの消化が低下するので、これはダイエットにはプラスかもしれませんが、ストレスのためにコルチゾールが増えて、食欲を抑えるセロトニンが減ったのではマイナスになってしまいます。ストレスは甘いものを摂ることで抑えられやすくなります。甘いものを食べすぎるとストレスも食欲も抑えられたとしても、甘いもののせいで太ることになります。少しだけ甘いものを食べてストレスを高めないことです。

成長ホルモンの分泌をよくするためにストレスを解消する方法はありますか?

精神的なストレスがかかったまま眠りにつくと、成長ホルモンの分泌に影響を与えてしまいます。ストレスを与えていることを就寝前に考えても、寝ている間に解決することはできません。ストレスがかかった興奮状態は身体を休めても、なかなか鎮めることはできません。他のことを考え、他のことに集中すると、脳のストレスがかかった部分を休めることができるので、少し本を読む、音楽を聴く、心地よい香りを楽しむということの中から自分に合った方法を探してみてください。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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