vol.195 - ぬるめのお風呂後に熱めのシャワー

要点のまとめ

  • 熱めの入浴なら10分間で100kcalのエネルギーが消費できる
  • リラックスできるぬるめの入浴は実は体脂肪を増やしやすい
  • ぬるめの入浴のあとに熱めの入浴かシャワーで交感神経に切り換える

ぬるめのお風呂の後に熱めのシャワーを浴びよう

42℃以上の熱めの温度で肩までつかって入浴すると10分まで100kcalのエネルギーが消費できる。

これには個人差があるもののエネルギー消費量は多く、入浴後に夕食を食べた場合には、熱めの温度での入浴によって自律神経の交感神経の働きが盛んになっているので、胃液とインスリンの分泌量が減っている。

というのは、胃液とインスリンは副交感神経の働きによって多く分泌されるから。交感神経に切り換えてから食事をすることで消化が抑えられるので、食事で摂ったと糖質(ご飯、パン、麺類など)や脂質(脂肪)の消化が進みにくい分だけ、吸収される量も減っていく。

インスリンには肝臓の中での脂肪合成の働きと、血液中の脂肪を脂肪細胞に蓄えていく働きがあるので、インスリンが多く分泌されるほど太りやすくなる。

これに対して、ぬるめのお湯に長めにつかるのは身体を温め、血流を盛んにしてエネルギー代謝を高めてくれるものの、副交感神経の働きを盛んにして、胃液とインスリンの分泌を増やしてしまうことになる。

そこでおすすめの入浴法は、ぬるめのお湯で心身ともにリラックスしたあと、追い炊きで42℃以上にするか、熱めのシャワーを浴びて交感神経に切り換える方法。

用語解説

脂肪合成

糖質・脂質・たんぱく質を材料として肝臓の中で脂肪酸を合成することで、3個の脂肪酸が1個のグリセロールと結びつくと中性脂肪(トログリセライド)となる。この中性脂肪は脂肪細胞の中に蓄積される。脂肪をエネルギーとして燃焼させるときには、脂肪細胞の中に蓄積された中性脂肪が分解されて血液中に出てくる。

Q&Aコーナー

入浴の温度が高いほどエネルギー消費量は増えますか?

入浴の効果は自律神経の交感神経に切り換わった状態で得られるので、42℃を超えたところからは脂肪の燃焼効果は変わらなくなります。高い温度のお湯に我慢して入っても効果は出にくいので、交感神経に切り換わって、汗が出てきたところで入浴温度をキープするようにします。

熱めの入浴で身体に悪い影響はありませんか?

交感神経の働きが盛んになった状態では血流は盛んになりますが、血管が収縮して血圧が上昇して、心拍数も増えて心臓に負荷がかかるようになります。交感神経の働きが盛んになると興奮ホルモンのアドレナリンが多く出るようになり、興奮状態が長く続くようになって、血圧が急に高まり、かえって血流が低下することにもなります。

インスリンの分泌量が増えても太らない方法はありますか?

インスリンには脂肪の合成を進める作用とともに、筋肉の中にブドウ糖を取り込んでエネルギーとして燃焼させる作用があります。その燃焼作用を進めてあげれば、血糖値は上昇しにくくなって、脂肪の合成と蓄積を抑えることができるようになります。ブドウ糖の取り込みを進めるにはミネラルの亜鉛が必要で、ブドウ糖の燃焼を進めるにはビタミンB₁が必要になります。

興奮状態で食事をしても大丈夫ですか?

交感神経が盛んに働いている興奮状態で食事をすると、インスリンの分泌を減らすことはできますが、胃液の分泌も減ってしまい、消化が悪くなり、吸収も低下することにもなります。交感神経が働くことで消化が悪くなる人の場合には、食事の前に興奮するようなことは避けるようにしたいものです。

リラックスしても脂肪を燃焼しやすくする方法はありますか?

副交感神経の働きが盛んになっているときには脂肪が燃焼しにくいだけでなく、インスリンが多く分泌されることで脂肪の合成も進んでいきます。脂肪が蓄積しやすいだけに、それを超える効果を得るためには、あまり興奮しない状態で続けられるウォーキングやストレッチをするとよいでしょう。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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