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脂肪の燃焼は身体が興奮状態になったほうが進みやすいので、興奮作用があるアドレナリンの分泌を高める唐辛子の成分のカプサイシンがダイエット用のサプリメントに使われている。
しかし、日本人の3割ほどはアドレナリンが分泌されても脂肪細胞にあるアドレナリン受容体の働きが低く、脂肪分解のリパーゼが働きにくくなっているために、カプサイシンの効果が得にくくなっている。
脂肪の燃焼を進めるためには、血液中の脂肪を筋肉細胞の中にあるミトコンドリアに効果的に送り込むことが必要になる。
ミトコンドリアに運びやすい形の脂肪酸にまで分解する働きがあるのはα-リポ酸で、分解された脂肪酸をミトコンドリアに効果的に送り込む働きがあるのはL-カルニチン。ミトコンドリアの中で脂肪を燃焼させる機能を高めるのがコエンザイムQ10の働き。
ダイエット用のサプリメントには、これらの3種類の素材が使われたものが目立っているのは、一連の流れをスムーズに進めるための配合。3種類は、どれも体内にある成分だが、どれが不足しているかは個人によって異なるので、3種類が組み合わされたサプリメントなら効果が得られやすいということが人気の高い理由となっている。
細胞の中にあるエネルギーを作り出す小器官で、ブドウ糖や脂肪酸をエネルギー源として、酸素を使いながら燃焼を進めている。脂肪の燃焼量が多くなるとミトコンドリアの数が増えていくことが知られている。特に脂肪燃焼が進みやすいのは有酸素運動で、ウォーキングやジョギングを長く続けている人ほどミトコンドリアの数が多く、脂肪の燃焼効率も高くなっている。
身体が興奮すると体温が上昇するのはアドレナリンが分泌されて、脂肪が分解され、それが燃焼している証拠と考えられます。カプサイシンを摂ると身体は温まって汗が出るようにもなりますが、脂肪が分解されにくい人でも、ある程度は温まります。というのは、体脂肪よりも血液中の食事で摂った脂肪が燃焼しているからです。
脂肪が燃焼するための最後の形にするためにα-リポ酸は作用します。燃焼しやすい脂肪酸の形になっても、それが脂肪酸を燃焼させるミトコンドリアに的確に運ばれて行かないと効果的に燃焼させることはできません。その働きをしているのはL‐カルニチンですが、体内で不足していると燃焼の効果は高まってくれないことになります。
脂肪を燃焼させるミトコンドリアに脂肪酸を運んで燃焼するようにさせるのはL‐カルニチンです。肉類に多く含まれているので、肉食が多い国民や、日本人でも肉を多く食べる人は体内に多くなっています。ただ、肉類は食べすぎると太る原因にもなるので、L‐カルニチンのサプリメントを摂ることで燃焼を促進できます。
脂肪の燃焼をサポートする作用がコエンザイムQ10にはありますが、一番の効果は活性酸素を消す抗酸化作用です。体内の活性酸素が多い酸化状態になっていると、その解消のためにコエンザイムQ10が使われて、燃焼に回る分が少なくなります。そんな人は多くの量を摂るか、作用しやすい還元型コエンザイムQ10を摂るようにします
体内で不足している成分が1種類だけなら、それが含まれたサプリメントを摂れば効果が得られます。そうではなくて、体内で足りている成分ならサプリメントで摂っても余分なものとなるので効果は得にくくなります。それぞれの種類を試して効果を確認するか、3種類が含まれているものを摂るのが効果を得るための方法となります。
《監修:内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》