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“類は友を呼ぶ”という言葉がある。似た者同士は自然に集まるという意味だが、これはダイエットを考えるときにも大切なことで、太っている人の周りには太っている人が集まってくることもある。
うんと太っている人の隣にいれば、少しくらい太っていても気にならなくなるということかもしれないが、太っている人と一緒に行動していると、食べ方や飲み方、身体の動かし方まで似てきて、どうしても太りやすくなってしまう。
やせている人は、その体型に相応しい食事や身体の動かし方をしているので、太りたくない、やせたいと考えるなら、やせている人と一緒に行動するのがよい方法。少し太りぎみの体型だと、やせている人たちの中に入ると、比較されて、周りには実際よりも太っているように思われてしまうかもしれない。
でも、それは短い期間のこと。やせている人と一緒に行動を続けていると、だんだん周りの人に近づいていくようになる。先にダイエットに成功した人が励ましてくれるなら、もっとやる気が高まっていくだろう。
ただ、やせている人の中には“やせの大食い”も例外的にいる。もしもやせの大食いのグループだったら大変なことになるので、どれくらい食べているのかを確認してからグループに加わるように。
スリムなのに多くの量の食事をすることで、食べても太らない理由として脂肪を燃焼させる脂肪の褐色脂肪細胞が多いことと、褐色脂肪細胞の活性度が高いことが考えられている。褐色脂肪細胞は食後に脂肪の燃焼が盛んになり、褐色脂肪細胞が多く集まる肩甲骨と肩甲骨の間が温まりやすい特徴がある。
太っている人と付き合わないわけにはいかないときには、休日だけでもやせている人と行動を一緒にして活動パターンを学ぶようにします。特に休みの日に太りやすい人は、これまで付き合ってきた人の行動パターンが合っていなかったことも考えられるので、ほかの人の行動を見習うようにします。
一緒にいるときに食べているものの内容を見たり、普段は何を食べているかを聞くようにします。ただ、食べている料理だけでなく、1日のうちに、どんなものを食べているのか、どんな組み合わせで食べているのかを見習うと、やせる食べ物の組み合わせなども知ることができます。
体形は同じようでも、どのようにして太ったのか、やせたのかが違っています。体型だけでなく、体質でもやせ方が違ってきます。体質も同じ人を探すようにします。どんなことをしてダイエット効果が出てきたのかがわかれば、積極的に真似をするべきこともわかります。
食べているものに炭水化物が多いのか、脂肪が多いのかによって太り方も、逆にやせ方も違ってきます。どんな食べ方をして太ったのかがわかれば、食べ物で改善することがわかります。やせている人が食べているものを知ることは参考になりますが、食べているものだけでなく活動なども見習うようにします。
見習うべき対象は太っている人ではなく、ダイエットに努めている人です。ダイエットをしても、なかなかやせないのは失敗ダイエットの可能性があります。失敗から学ぶという方法もあります。期間はかかっても徐々にダイエットができている人は、短期間にやせてもリバウンドしやすい人も見本になります。
《監修:内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》