'12/01/24 11:40

天然系甘味料の希少糖含有シロップに抗肥満作用あり。松谷化学工業の研究チームが成果を発表

 デンプン加工と機能性食品素材の総合メーカー松谷化学工業は、希少糖生産技術研究所と、希少糖含有シロップを共同開発した。

 同社の研究チームは、2月2日に東大農学部で開催される「第54回食品新素材研究会」において、「香川発天然系甘味料:希少糖含有シロップー肥満への挑戦」と題し、希少糖含有シロップの詳細や、ヒトでの長期摂取試験でわかった体脂肪を低減する抗肥満作用についてなど、最新の研究成果を発表する。

 同社は、2004年以来、香川大学と共同で、新たな自然の糖である「希少糖」(レアシュガー)の研究を行ってきた。希少糖は、自然界に微かしかない希少な単糖だが、種類は多く、50種以上存在する。近年は大量生産技術の確立により、研究が進み、さまざまな生理活性が発見されている。

 中でも、ノンカロリーで甘味度が砂糖の7割程度の「D-プシコース」には、食後血糖上昇の抑制作用、内臓脂肪蓄積抑制作用が認められ、「D-アロース」には、抗酸化作用、血圧低下作用などの生理活性があり、医薬品や機能性食品、あるいは化粧品などへの応用開発が進められている。

 2010年、松谷と希少糖生産技術研究所は、D-プシコース、D-アロースなどの希少糖を含む希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」の製造の開発に、世界で初めて成功した。また、香川大学との研究調査によって、希少糖含有シロップが脂肪蓄積抑制効果や糖代謝改善作用などへの効果を持つことが報告されており、肥満予防などメタボリックシンドロームに対する効果が期待されている。

 砂糖資源の乏しい日本では、これまで、種々の優れた異性化糖を代替甘味料として開発してきた。しかし、近年、異性化糖の消費が増えるにつれて、肥満の発症への関与が数多く報告され、世界的な問題となっている。

 自然界に微量にある希少糖の研究開発により、抗肥満、抗糖尿病、抗動脈硬化をはじめとするさまざまな作用が解明され、広く普及すれば、現代人の健康に大きく寄与することだろう。

《編集部》

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