'19/01/14 15:30 食育ずかん

ピンクの根っこは飾りじゃない!ほうれん草の秘密

ほうれん草と小松菜の違いを言ってみて?と聞かれたら、「根っこの辺りがピンク色の方がほうれん草」と答える方が多いのではないでしょうか?
そう、ほうれん草の根っこのあたりはピンク色。
でも、どうしてこんな色合いなんでしょう?
今回はそんなほうれん草の秘密に迫ります!
【捨てるなんてもったいない!?】
「ほうれん草の根元って砂噛んでるし、色もなんか気持ち悪いし、捨てちゃおう」…と、こんな感じで捨てている方もいらっしゃるそうです。
ですが、ほうれん草は根元の部分こそが一番おいしい部分なのです!?
ほうれん草の根元部分は、葉や緑の茎の部分よりも糖質が多く含まれている=甘みがあって美味しい部位。
ここを捨ててしまうのは、マグロのトロを脂っぽいからと捨ててしまうのと同じぐらい(!)もったいないと言っても過言ではありません(※あくまでも個人の感想です)。
地面に近い部分のため、土や砂を噛んでいることもありますが、根元に切り込みを入れてよく洗えば取り除くことができます。
ちなみに、この根元の部分はベタシアニンという色素成分によってピンク色に染まっています。
ベタシアニンはボルシチでおなじみの野菜であるビーツや、ドラゴンフルーツ(ピタヤ)にも含まれている色素成分で、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種なのです。
そして、栄養の面ではほかにもメリットがあります。
骨の形成や代謝に関わるミネラルであるマンガンは、ほうれん草の根元の部分に豊富に含まれています。
捨てちゃうのはもったいない!と言った理由は、これだけ多くのメリットがあるからです。
【通年手に入るけど…】
ほうれん草は今では一年を通して手に入る野菜の一つになりました。
でも、本来ほうれん草は特別暑がりな野菜で、種まきも秋に入ってから行うほどです。
そのため、もともとの旬である冬の季節の方がおいしく、栄養価も高いのです。
特に、味の面では夏に収穫したものよりも冬に収穫したものの方が甘くなります。
これは、寒さで凍らないように、ほうれん草が自分で糖をつくり出すためです。
美味しさのもとである糖はもちろん、ビタミンCの含有量も増え、春夏に収穫したものよりも冬に収穫したものの方が含有量が3倍になるので(日本食品成分表2018 七訂調べ)、やはり旬のほうれん草を召し上がっていただく方がお得と言えます。
そのほかの栄養素は夏か冬かで大きな違いはありません。
特に、ほうれん草は葉酸が豊富で、葉酸の葉の字は、ほうれん草から分離した成分であることが由来となるほどです。
妊娠中のお母さんに必要な栄養素として取り上げられますが、血液をつくるために必要なので、性別や年齢に関係なく大事な存在です。





【食べない方がいいって聞いたけど…?】
ほうれん草を食べると結石が出来るから危ない!
という情報を目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、ほうれん草には結石の原因となるシュウ酸が含まれているので、まったくの無関係とは言い切れません。
ですが、結石の原因となる物質はシュウ酸だけではないので、ほうれん草を食べないからと言って結石にならないわけではありません。
また、ゆでたほうれん草を使ったメニューであれば、シュウ酸の摂取を抑えることができます。
気になる方はソテーなどに使う時もゆでたものを使用するとよいでしょう。
(※すでに結石の経験があり、医師からほうれん草の摂取を制限するように指導を受けた方はそれに従ってください)
なお、ゆでてから使う場合は、ほうれん草に含まれている鉄が吸収しにくい非ヘム鉄なことは要注意です。
非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収しやすくなるので、ビタミンCの含まれているほうれん草なら特に問題ない…と思いきや、ビタミンCは茹でると流失してしまいやすい栄養素でもあります。
そのため、パプリカやブロッコリーと一緒に調理したり、みかんやキウイといった果物をデザートに組み合わせて、流失した分を補給してあげると効率的です☆
ほうれん草は栄養の高い冬野菜の代表格。
サラダにお浸し、シチューにソテー…使い方はさまざまです。
おいしい今の時期ならではのほうれん草をぜひお楽しみください☆
Text by はむこ/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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