'19/03/02 10:45 食育ずかん

離乳食~初期~

食べ物から栄養を摂る準備期間である離乳食期。
初期・中期・後期と幼児食へ移行するための完了期の4ステップが基本です。
今回は離乳食初期のポイント・離乳食期に役立つ出汁の取り方をご紹介します!
【離乳食とは】
生まれてからずっと母乳やミルクの栄養で育ってきた赤ちゃん。
赤ちゃんの体はまだ消化機能が発達していないため、大人と同じものは食べられません。
また免疫機能も不十分なので、消化器官や咀しゃくの発達段階に適した食事が必要となり、その役割を担うのが「離乳食」です。
発達段階に合った食事の練習を重ね、約1年かけて固形物を食べられるようになったら、次のステップ「幼児食」へと移行します。
離乳食は「首がしっかりし、支えると座れる」・「食べる様子をジッと見たり、食べ物に興味を示す」・「口をモグモグ動かし、よだれがよく出る」などが見られる生後5~6カ月ころが開始の目安です。
※上記に上げた月齢はあくまで目安です。
人の成長は個々に違いますので、赤ちゃんの成長具合をしっかりと確認して始めましょう。
【離乳食初期の食べ方・食材のかたさの目安】
●食べ方の目安
栄養の主体は母乳や育児用ミルクからなので、欲しがるままに与えて構いません。
離乳食は子どもの体調を見て一日1回1さじずつ与えます。
離乳食初期の目的は「食べ物を飲み込む」・「味や舌触りに慣れる」ことです。
●かたさの目安
目安は「ヨーグルトのように滑らかにすり潰した状態」。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは固形物を食べたことがないので、食べ物を喉に詰まらせないよう、しっかりとすり潰してあげましょう。





【おすすめレシピ】
今回はかつおと昆布で取る「混合出汁」といろいろ使える「野菜出汁」をご紹介します。
●混合出汁
<材料>※作りやすい分量
昆布(乾)・・10cm角くらいのもの1枚
水・・1リットル
かつお節・・15~20g
<作り方>

鍋にサッとふいた昆布・水を入れてしばらくおき、昆布が戻ったら弱火にかける。
※時間があれば1時間ほど浸けましょう。
煮立ち始めたら昆布を取り出し、中火で沸騰させる。
※昆布は沸騰するとぬめりが出るので、その前に取り出します。
 沸騰したら弱火にしてかつお節を鍋に入れ、かつお節が全体的に水分を含んだら火を止めてしばらくおき、さらしやクッキングペーパーをしいたザルで静かにこす。
※かつお節を入れたらグラグラと沸騰させるとえぐみなどが出るので注意しましょう。

<野菜出汁>
<材料>※作りやすい分量
赤ちゃんが食べたことのある野菜・・50~60gくらい
(キャベツ・人参・玉ねぎなど)
水・・500ml
<作り方>

野菜は葉物なら1~1.5cm角くらい、根菜(人参や玉ねぎなど)は皮を剥いて5mm厚くらいのいちょう切りやくし切りにする。
材料をすべて鍋に入れ、沸いたらアクを取りながら10~15分ほど煮、ザルでこす。

<ポイント>
●かつおと昆布の混合出汁だけでなく、単体で出汁を取ることも出来ます。
簡単に取る方法としては、かつお節をザルや茶こしにのせ、熱湯を上からかけます。
それだけでも赤ちゃんにとっては十分うま味のある出汁が取れます。
昆布は水に浸けておけば出汁が出ますが、必ず加熱したものを与えましょう。
●野菜出汁に使う野菜はクセが強すぎるものは避けます。
上記野菜のほか、椎茸などを入れても美味しいです。
野菜出汁を取る際は赤ちゃんが食べたことのある野菜を使用して下さい。
●作った出汁は製氷皿などに入れて冷凍すると小分けで使えて便利です。
保存する際はしっかりと密閉出来る容器に入れ、1週間以内に使い切りましょう。
保存状態によっては目安期間より早く劣化している場合もありますので、使う前にしっかり加熱&味見をお忘れなく!
【ピックアップ!】
今回は出汁の「うま味」についてのお話です。
「うま味」は「甘味」・「塩味」・「酸味」・「苦味」と並ぶ「味」を構成する要素のひとつです。
この5つの味を「基本味」といい、舌の表面にある「味蕾(みらい)」につくことで「味」として感じます。
うま味はグルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸などの「うま味物質」からできており、私たちが普段食べるさまざまな食品に含まれます。
今回ご紹介した2種類の出汁もうま味がたっぷり!
昆布やキャベツ・人参・玉ねぎはグルタミン酸、かつお節はイノシン酸を含みます。
うま味は複数を組み合わせると濃く感じるので、混合出汁や複数の野菜を使った出汁がおすすめです。
現在は市販の顆粒出汁も各メーカーから出ており、時間がない時に便利ですね。
しかし、離乳食を開始したばかりの赤ちゃんには塩分なども多いのでおすすめ出来ません。
味覚形成の時期ですので、なるべく食材で出汁を取っていただき、どうしてもという時は赤ちゃん用の顆粒出汁を使用してみて下さいね。
小さいうちにさまざまな味を経験することは「食育」の一環です。
離乳食はちょっと大変ですが、一生の食事のうちのほんの一握り。
みんなで楽しく食べましょう。
Text by さゆり/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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