'19/12/24 17:00 食育ずかん

代表的な出世魚!ブリの成長と名前の秘密に迫る!

出世魚と呼ばれる魚の中で代表的な存在である「ブリ」。
ですが、あちこちでいろいろな呼ばれ方をしているだけに、そうとは知らずにブリを食べていたことも…??
今回はこれからおいしい季節を迎えるブリの出世街道の謎に迫ります!
【出世魚とは??】
まったく同じ魚なのに、大きさで名前が変わるのはとても不思議ですよね。
例えば、生後一年未満をラム、それ以降をマトンと呼ぶ羊肉など、お肉にも呼び方の変化はありますが、出世魚のように何度も呼び方が変わるものではありません。
昔は元服や出世の折に名前を変える風習があったことから、それに見立てて魚も大きさで呼び方を変えたのが始まりだということですが、成長にともない呼び名が変わる魚のすべてが出世魚と呼ばれるわけではありません。
諸説あるようですが、成長すると大型で見栄えのよいブリやスズキといった魚が出世魚と呼ばれるので、酒宴の席や贈答品で喜ばれる魚が自然とそう呼ばれるようになっていったのではないかとのこと。
確かに、名前が変わるけれど出世魚と呼ばれない魚は、傷みやすかったり小ぶりな魚が多い傾向がありますね。
また、ブリは中国では老魚と書き、そこから転じて日本では年を越す魚と呼ばれ縁起のよい魚だと考えられていました。
ブリが出世魚の代表格として数えられているのも納得です。
ブリは全国的に分布しているので、どの地域でも食べられる魚であることも人気の秘密ですが…。
出世街道をひた走る最中のブリは、なんと地域によって呼び方がバラバラなのです!?
【さまざまな呼び名、そしてよく似たご親戚の面々】
「本日のお刺身は…フクラギ??」
初めて見る名前に興味津々で店員さんに聞いてみると、何のことはない、まだ小さいブリのことだった。
そんな経験をすることも珍しくないのが、ブリという魚の面白い(ややこしくもありますが)ところです。
最終的にブリという呼び名になるのは共通しているのですが、それまでの呼び方は地域によりけりなので、見慣れない名前の魚だけどなんだかブリに似てるかも?という魚を見かけたら店員さんに聞いてみるのがおすすめです。
参考までに、
関東でのブリの出世は
ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
関西では
ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ

が一般的に知られているのですが、流通が盛んになった近年では混じっていることもしばしばあり、必ずしもこの呼び方だと限らないのは気をつけたいポイントです(ちなみに、フクラギとは北陸でのイナダの呼び方なのだそうです)。
また、ブリに似ているけれどブリではない魚のカンパチやヒラマサも含めると、さらにややこしいことになってしまいます…。
これらの魚とブリの違いを簡単に説明するとどちらも夏から秋の、ブリがまだあまりおいしくなっていない時期に旬を迎えます。
ブリの代替のようなイメージを持たれがちですが、ブリと合わせてブリ御三家と呼ばれることもある、一級品の味わいを持つ高級魚たちなのです☆





【ほっと体を温める冬の味覚】
ブリは旬である冬の時期以外は味が落ちると言われています。
その評価は「買わない方がいい」「ハズレもいいところ」「まずい」などなど、酷評されていることも少なく無いのですが、冬のブリがおいしいからこその落差が生んだ評価といえます。
そんなおいしい冬のブリの最大の特徴は脂のノリのよさにあります。
煮ても焼いてもおいしくいただけますし、新鮮ならお刺身で食べると脂のうま味をじかに感じることができます。
ブリは魚なので、この脂は血液サラサラ効果のある不飽和脂肪酸(IPA・DHA)です。
そして、血液がサラサラになると血のめぐりがよくなり、体が温まりやすくなる効果も期待できます。
根菜は体を温める作用があると言われているので、寒い冬に鰤大根を食べるのは実はとても理にかなっているんですね!
ちなみに、同じく体を温める効果のある冬の食べ物というと、毛細血管を強化するヘスペリジンを含む柚子があります。
ブリしゃぶを柚子ポン酢で食べたり、柚香焼きにしたりと、ブリとは何かと相性がよく、一緒に食べられています。
旬のもの同士の組み合わせは、その時期に嬉しい効果をもたらしてくれるのですね!
出世を重ねて大物になったブリ。
今年も寒い冬がやって来るので、ぜひぜひおいしく召し上がって、体を温めて下さいませ☆
Text by はむこ/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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